こんにちは。
上尾市の歯医者 とも歯科矯正歯科クリニック院長の中川です。
今回も患者さまからいただいた質問にお答えしていきたいと思います。
20代女性からの質問です。
「今度結婚式があって歯をホワイトニングしたいんだけど、市販のホワイトニングって効果とか安全性ってどうなんですか?」
はい。これもよくお伺いする質問です。
確かにドラッグストアや通販で、市販のホワイトニング剤がたくさんありますよね。
簡潔にお答えすると、「効果はそこまで望めないことが多いですが、市販のホワイトニング剤は基本的には安全です。ただ、外国製のものを個人輸入する場合は注意してください。」というものになります。
詳しく解説していきますね。
日本で市販されているホワイトニンググッズは、国内の規制のもとで販売を許可されているものなので基本的には安全ですが、効果があまり強くないのが一般的です。
効果は歯に着色汚れがある人ほど実感できるので個人差が出てきます。
ちなみに着色汚れとは、コーヒー、紅茶、お茶、タバコのヤニ等のステインが沈着したものです。
ホワイトニンググッズを使ってみたものの、そんなに白さが変わっていないと感じる人はもともとの着色汚れが少ない人かもしれないですね。
ホワイトニング効果を感じにくくても、使い続けることで着色汚れを防げるので、歯を白く見せたい方はホワイトニンググッズを使い続けることもおすすめします。
市販されているホワイトニンググッズには「歯磨剤(研磨剤)」が含まれていることがほとんどです。
歯の健康のことを考えて作られた歯磨き粉には研磨剤不使用のものもありますが、ホワイトニングの観点から言うと研磨剤が含まれていた方が着色汚れは取れます。
ですが、着色汚れを落とすことに過度に期待しないほうがよいかと思います。
もし効果を期待するのであれば、やはり歯科医院等で扱っている市販はされていないホワイトニング剤でしっかり白くする事をすすめます。
最近は国内市販のホワイトニンググッズの効果がものたりないため、外国製品を個人輸入して使用している方も多くいらっしゃいます。
これはきちんと見極めないと少々危険です。
なぜかというとアメリカ人やフランス人などと比べると、日本人の歯の構造の問題があり、日本人の歯はエナメル質が薄いため外国製のホワイトニンググッズですと効き目がありすぎてしみることが多いからです。
これを我慢して続けるとエナメル質を弱くして、後々トラブルの元になってしまいます。
せっかく健康な歯なのであれば、健康な状態を維持しつつできるホワイトニンググッズを選んでいただきたいと思います。
やはりよりホワイトニング効果を得たい場合は、歯科医院等できちんと検査をしてもらって説明を受けた上で、使用方法等を守ったホワイトニングをお勧めします。
また歯科医院ではホワイトニングには2種類あるところが多いです。こちらは次回以降にお話ししたいと思います。
この記事を書いたのは
とも歯科矯正歯科クリニック院長 中川智彦
日本大学歯学部卒業
インビザラインドクター
インビザラインプラチナプロバイダー
シュアスマイルドクター
メイクアライン所属
アライナー矯正CIAO所属
マウスピース矯正スタディーグループDNEX所属
クリンチェックマラソンコース
SAO第1期メンバー
デジタルアライナーオルソドンティクス2020コース
床矯正研究会所属
アストラテックインプラントシムプラントコース
POIインプラントコース取得